こんにちは!ぽんかです!
ごいしはまぐりでは今までにいくつかの作品を出していますが、完成までの道標がそれなりに確立しているので、「ごいしはまぐりではこういう手順でノベルゲームを作っています」という例として残したいと思います。
ティラノスクリプトを使用していますが、どのスクリプトでも共通して言える部分で記述したいと思います!
手順としては、以下の通りになります。
1.シナリオ作成
↓
2.素材集め(効果音、ボイス、立ち絵、背景等)
or
3.スクリプト組込(素材に関係しないもの)
↓
4.スクリプト組込(素材に関係するもの)
↓
5.テストプレイ、デバッグ
↓
6.リリース
2と3は並行して行うことが出来るため、複数人でゲームを作る場合はこの辺が作るスピードとしては重要になります。
また、テストプレイは色々な視点が必要なため、ある程度人数を集めて行いたいといつも思っています。
まずはシナリオ作成
一番最初に必要なのはなんと言ってもシナリオです。
ここでキャラや場面、どのような雰囲気なのかが掴めないと必要な素材を集めることが出来ません。
やんわりとシナリオが出来ているではなく、シナリオが完成しているのが経験上ベストです。
といいますのも、素材集めの時点でどの素材が必要なのか全体像が見えていると効率が良いからです。
自分で立ち絵や背景を描いたり準備したり、曲を作ったりする場合もそうです。
特に当てはまるのは依頼する場合です。依頼の際はまとめて依頼を行い、追加や修正を極力少なくする必要があると考えています。
また、どこまでやれば終わりかゴールポイントが見えているとモチベーションの維持にも繋がります。
素材集め
自前、フリー素材を借りる、依頼をする…集める方法は色々ありますが、
自前で準備するのが一番、理想の作品になる傾向があると思います。
それは技術的に至らない状態であったとしてもです。
ただ、経験上、素材も全て自前で用意するというのはかなりの我慢を強いられます。お力を借りるというのは作品を完成させるという視点では一番重要かもしれません…。
複数人で素材を集めるときはかならず世界観、雰囲気を全員で共有するようにします。
スクリプト組込
スクリプト組込は素材が必要なもの、必要が無いものに分けられます。
まずは素材が必要ないものから組み込んで行きます。例えば文字送り、ページ切替、分岐等です。システム面の作り込みも出来るだけしておきます。
素材が必要ないもののスクリプトを組んだら次は素材が必要なものを入れていきます。背景、立ち絵、効果音、ボイス等です。
素材が必要ないものから組むのはまずゲームとしての骨組みを作るためです。文字送りが無い状態で立ち絵を組み込むことは出来ません。素材の依頼をしている場合は、依頼している期間でスクリプトを組み始めることもできます。
テストプレイ・デバッグ
テストプレイはまず通してプレイします。テストプレイではおかしいところを見つけ次第直すのではなく、1通りプレイしてリスト化します。
そして、リスト化したのを修正して2回目のテストプレイ、というように進めていきます。
つまり、リスト化→修正→テストプレイを繰り返し行うことでデバッグを進めていきます。
リリース
デバッグを進めていき、修正するところがあらかた無くなったと感じたらリリースです。
ゲームをプレイして頂くためにはプレイまでの手順をなるべく少ない状態でユーザーに渡すことを心がけています。
スマホにしろPCにしろ、インストールしてプレイ…というのは本当に興味がある作品にしか行わないと思っています。
また、ユーザー数では圧倒的に スマホ>PC となっています。
そこで重要視したいのはブラウザ版です。 OSやPC、スマホ問わずプレイできますし、プレイまでの手順は最短です。ただ、ダウンロードするたびに通信量がかかるというデメリットがありますが、それでも短い作品なら圧倒的にブラウザ版は有利だと考えます。
ここでお勧めしたいのはティラノスクリプトもしくはティラノビルダーで作品を作った場合はノベルゲームコレクションです。アップロードするだけで、PC(win、mac)DL版、ブラウザ版を用意して頂けます。
更にここ最近毎年行われているティラノゲームフェスでは感想のやりとりも活発でティラノ関係で作品を作ったのなら参加することをお勧めします。
ひとまず、以上になります。
今後も加筆修正をしていきたい記事になってしまいましたが、思い立ったときにでも直していきたいと思います。気楽に。
それではまた♪