サタニック・ビースト 禁断の黒魔術
原題:EL BOSQUE NEGRO/A MATA NEGRA
製作国:ブラジル
製作年:2018年
配給元:アメイジングD.C.
監督 ロドリゴ・アラゴォン
主演 キャロル・アラゴォン
カテゴリー : オカルト
~あらすじ~
Amazonより
幼少期にとある事情で山奥に住む老人のもとに引き取られた少女クララ。
美しく成長した彼女はある日、森の奥深くで瀕死の男に出くわす。「今夜地獄へ落ちる自分を救ってほしい」という男に古びた本を手渡された彼女は一旦は断るも、代わりに男の持つ黄金をすべて渡すと言われ承諾、彼の亡骸を埋め古書に書かれた呪文を唱え始める。
すると森には恐ろしい現象が起きる。その古書は、封印された黒魔術の書だった。
黒魔術の力に魅了され始めていたクララは、処女の血を差し出せばなんでも望みを叶えてくれる悪魔を呼び出す禁断の術を使おうと、幼女を襲うも失敗、悪魔の化身と疑われ、村を訪れていた宣教師に扇動された村人たちから追われる身となる…。
~感想~
とりあえず借り。
この手のパッケージは9割失敗ですね。ぷんぷん臭うぜ。でも間違いなく僕たちみたいな人は観ちゃう。正解の1割を探すのではなく、失敗を求めて変態チックな優越感に浸る。そんなシリーズ。v( ̄Д ̄)v イエイ
内容は、色々飛び飛びで風呂敷広げながらも、どうにかマッスルパワーでまとめ上げた感がすごい。そう言った力強さを感じる。 ( `ー´)ノ
また、グロさにも相当力を入れている模様で、なかなかに陰湿な描写が多かった。けど、どことなく感じるコミカルさが良いバランスで暗すぎず明るすぎずで適当だったと思ったねー。
主役の女性は美人でもないけどブスでもない。でもあーだこーだ事件に巻き込まれて可哀そうになってくると、可愛く見えてきちゃうから面白い。
感情移入出来てるって事だと思うから、そう考えると世界観はしっかり作られていると思いたい。
物語はグロとのらりくらり感が入り乱れ、グロが頂点に達するクライマックスへとゴーカートで突入する。 ( ゚Д゚)
ラストも妙な爽快感があって、後味も悪くない。俳優の演技も良くて、音楽も微妙にマッチしてて……あれ??これは面白かったのかもしれない(笑)
奇跡の1割に乾杯♪
ちなみに、今作の監督であるロドリゴ・アラゴォン氏。鑑賞後に検索かけたところ、「シーオブザデッド」「吸血怪獣 チュパカブラ」などのグログロホラーを手掛けていた監督だったと判明。
細かい事は覚えてないけど、なかなかグロかった事は覚えている。
--脱線--
チュパカブラと言えば、全く関係ないけど「チュパカブラプロジェクト」っていう映画があったっけ(笑)ブレアウィッチが流行ってた時の作品で良い思い出(笑))
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ブラジルのオラフ・イッテンバッハ的なポジションの方なのだろうか(誉め言葉)
あと、主演の女優さんは姓が一緒だから娘さんなのかな???…
もし身内を使うならば、更なる変態気質の持ち主で、第2のアルジェントでもあったりするかもっ ( `ー´)ノ
是非今後ともブレずに同様な作品を作り続けて欲しいと切に願うばかりですわ。絶対観るからさー (*'ω'*)
素直に応援したい気持ちに駆られた平成最後の休日でした……
僕ログ(5点満点)
グロ度 ★★★★☆
悪魔度 ★★☆☆☆
バカ度 ★★★★☆
今後への期待度 ★★★★☆