アブダクション
原題: DEVIL’S GATE
製作国:アメリカ/カナダ
製作年:2017年
配給元:アルバトロスフィルム
監督/脚本 クレイ・スタウブ
主演 アマンダ・シェル
カテゴリー: エイリアン
~あらすじ~
『遊星からの物体X ファーストコンタクト』の製作陣が贈るSFスリラー。
キネマ旬報社 商品紹介 より 引用
ある失踪事件を調査するFBI捜査官・フランシス。
失踪した母子の父親・ジャクソンの家に踏み込むと、その地下には地球外生命体が捕らわれていた。
~感想~
借りざるを得ないのでレンタル。
レンタルショップGEOの先行レンタル商品との事。最近この手が増えましたね。TSUTAYA先行とか何とか。
手に取る場所の制限がかかるのは面倒ですが、昨今のレンタル業界も大変そうなので。。。
さてさて、今作登場はエイリアンですね。
エイリアンって言うと、どうしてもギーガーのエイリアンを思い浮かべちゃいますが、今作はthe宇宙人って感じですか。 ( *´艸`)
えー。結論から申し上げますと、消化不良ってとこですね。ミステリアスな展開から始まり、徐々にホラー感が襲い掛かり、そして怒涛のクライマックスへ。という王道感がしっかりしており、最後どーなるのかな?ってドキドキ出来たのは良かったなぁ。
でもどーしても感じちゃう「こうじゃないでしょ感」…
結末はよくあるパターンで、宇宙人は逃げちゃって、最後は乗り移られてた子供が不気味に宇宙人とのコンタクトを始める?って感じで終わっちゃいます。
スプラッター脳筋と化した僕はこの手のエンドが好きくないです。
えーえー。分かりますよ?話的には謎めいて終わらせた方が不気味だって場合もあるし、意味不の方が謎が深まるとか、消化不良の方が怖かったりもするし、ご都合主義過ぎるとか何とか。
唐突ですが、スピルバーグの「ジョーズ」。ラストシーンは有名ですね。サメの口に酸素ボンベ突っ込んで、ライフル狙撃で大爆発。
このシーンは原作にはなかったシーン。(原作では、エイハブ船長さながらにクイントがサメの背中で銛突きまくっての心中パティーン)
原作者のベンチリーは出来上がったラストシーンを見て「こんなの現実的じゃない」と言ったみたいです。
そりゃそうです。良い具合にサメの口に酸素ボンベ突っ込めて、良い具合に口の間に挟まり、良い具合にサメが真っすぐ突っ込んできてくれて、良い感じに最後の弾でボンベを打ち抜き、良い具合に大爆発。
現実には、ほぼほぼあり得ない確率かと思いますが、それに対して「憎らしいサメを派手に決着をつけるのが、この作品を最後まで見てくれた観客に対するお礼だ」的な事を監督が言いました。
多分ジョーズのコメンテタリーとかで聞いたような…
うる覚えですし、もしかしたら僕の勘違いかもしれませんが、そんなのどっちでもよくて、嘘か真かうる覚えでも、この考えに僕は派手に賛同します。
良いんですよ、フィクションなんだから。良いんですよ、SFなんだから。それがご都合主義と捉えられようと、リアルじゃないと捉われようと…
最後なんだから、ばっかんばっかんぶっ殺しあおうーぜ。 ( `ー´)ノ
積もり積もった鬱憤を晴らさせて下さい!!頼む!!!お願いしま~~~すっっ!!!!! (*'ω'*)
って感じで、「僕」は映画を観てます。
話がそれちゃったけど、本作にも見どころありますぜ!
そんなに多くはないけど、グロシーンがしっかり作られてるのはびっくりした。保安官助手の「鯵の開き」は天晴でございました。
これ観てスタンディングオベーショニストになったのは、僕だけではないはず……
変態の戯言、失礼をば…
因みに、毛並みはちょい違いますが
「エクストラ テレストリアル」ではマイケル・アイアンサイドが。
「UFO 侵略」ではヴァン・ダムが。
「コンタクト」ではウェズリー・スナイプスが。
それぞれそんなに見せ場はないんですが(笑)、我らが大御所の皆様がエイリアン相手にすったんばったんしております。
お好きな方は是非ご覧あれ( ゚Д゚)
僕ログ(5点満点)
エイリアン度 ★★★☆☆
田舎度 ★★☆☆☆
アブダクション度 ★★☆☆☆
消化不良度 ★★★★★
鯵の開き度 ★★★★★